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ライアー ライアーのKHのレビュー・感想・評価

ライアー ライアー(1997年製作の映画)
2.0
1つの映画というより、ジム・キャリーの芸(ほぼ顔芸)がメインって感じ。
表情筋が凄すぎる。
ジム・キャリー演じる主人公、ダメお父さんは子供より仕事を優先して誕生日も忘れちゃってその場限りの嘘をついてやり通すけど、ユーモアで面白くて子供に好かれてる。
結婚して子供産むとなると、面白いだけじゃやっぱりダメで別れちゃって、元妻は面白みは無いけど堅実で愛情のある彼氏がいる。
面白いけどクズ男と、つまんないけど堅実な男、あるあるのどっちを選ぶべきか問題。
多分この映画が好きな人は、ジム・キャリーのクズっぷりを顔芸とユーモアで許せちゃって一緒に笑えるんだろうけど、自分は奥さんと子供のこと考えてイライラしてしまったし、あまり笑えなかった。
そういう点で少し価値観が今の時代にそぐわない様な気がする。
コメディだと言われたらそれまでだし、多分こういう事を考える作品じゃないのは分かるけど、やっぱりその裏を想像してしまう。
コメディだけど含蓄のある作品は沢山あるし、喜劇って悲劇よりずっと難しいからこそ、何かしら欲しかった。
こういう映画にガチツッコミするのが寒いのは分かるけど。
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