Bobsan

ポルターガイスト3/少女の霊に捧ぐ…のBobsanのレビュー・感想・評価

3.5
このシリーズは大好きなのですが、一つだけ罪深い事がありますね。それは人の死を映画の宣伝に利用した事です。
一作目は長女役のドミニク・ダンが恋人に殺害されました。
二作目は神父役のジュリアン・ペックが胃がんで、ネイティブ・アメリカンのテイラー役
、梅宮辰夫に似ているウィル・サンプソンは長患いをしていた強皮症という病気があり、心臓手術と腎移植の経過が芳しくなく、合併症の腎不全で亡くなりました。
三作目は主演のヘザー・オルークはクローン病を患っていましたが、直接の死因は腸閉塞と敗血症性ショックです。
二作目の監督をしたブライアン・ギブソンもユーイング肉腫という病気で亡くなっています。
この手の映画に付いて回るのが"撮影現場で起こった怪奇現象!"、"呪われた映画"などという類いの愚にもつかない言葉の数々です。これらは皆映画の宣伝の為に配給会社やマスコミが捏造して人々の興味を煽るものです。しかも本作の邦題には副題として"少女の霊に捧ぐ…"などとわざわざ付けていて、馬鹿者としか言いようがありませんね。映画にも、不幸にも亡くなった方々に対しても失礼極まりない事だと思います。
僕はオカルト否定論者ではないからこそこういった低俗な文言に踊らされないよう気を付けたいものです。
Bobsan

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