ミシンそば

ビッグ・ハウスのミシンそばのレビュー・感想・評価

ビッグ・ハウス(1930年製作の映画)
3.4
ヘイズコードも導入前の、初期も初期な刑務所もの。
ウォーレス・ビアリーやルイス・ストーンなど、19世紀出身の出演者の方が多くて、深みが凄い。
「幽霊紐育を歩く」のロバート・モンゴメリーも彼らを向こうに回しては若造になる(デビュー間もないししゃあない)。

リアルな刑務所描写って部分で言えば、後発作品の方がそら正しいんだろうが、この頃から定型というのが出来ていたようで、あと七年で百年前の映画になるのに、その点での取っつきにくさがない。
ツッコミどころは終盤にかけて結構あるけど、あの時代、映画に夢が詰まっていた時代なら妥当なエンディングじゃないだろうか。