【名作を観ようシリーズNo.102】
《新しい世界へ旅立とう》
ジム・キャリーの代表作。
監督が”いまを生きる〟のピーター・ウィアー、脚本が”ガタカ〟のアンドリュー・ニコル。
初鑑賞は映画館で。斬新な設定で、エンターテイメントと人間ドラマが融合した独創的な世界観に魅了された。
”フリー・ガイ〟を観て、久々にこの作品を。
ソフト所有で再鑑賞。
20数年前の作品だけど、全く色褪せていない…
”フリー・ガイ〟はゲームの世界、今作はテレビの世界という違いはあるけど、主人公が新しい自分を求めて前に進むという部分で、両作とも人生賛歌といえるのではないだろうか。
コミカルだけど哀愁漂うジム・キャリーがとても魅力的で、
コミカル一辺倒ではないこんな役こそが彼の真骨頂だろう。
エド・ハリスの存在感が芳醇なスパイスとなり、甘くなりがちな空気感に程よいコクを与え、この作品を深い味わいがあるものに。
”フリー・ガイ〟も”トゥルーマン・ショー〟も、観る者に人生観を問う。
人生は一度きりで、いつ終わりがくるかもわからない儚いもの…
惰性でただ時間が過ぎていくにはもったいない。
未知なる世界へすすむ勇気。
そこには新しい自分が待っている。
”おはよう!会えない時のために、こんにちはとこんばんは!
そして、おやすみなさい!〟