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トゥルーマン・ショーのひのネタバレレビュー・内容・結末

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

イェスマンからジム・キャリーが気になり鑑賞。終始不憫だなと気の毒に思って観てた。

巨大で次元を超えたクオリティのセットや、この番組専用のチャンネルが作られているのだろうし、プロデューサーはどれだけの富豪なんだろう笑

こういう話は粗を探しがちになり、ここまで密着しておいてカメラが5000台なんて少な過ぎる、旅行に行ったことはないのか、30年生きてきてどうして気づかないのか、なんで今になってこんなに詰めの甘さが出てるのか、気候をどうやって人為的に調整ができるのか等言い出したらキリのないくらい疑問が出てくる

が、面白かった。

発想としては思いつきやすいものではあるけど実際に行うとなると難しいので、頭で想像していたことが実際に形になったらこうなるのであろうと思うと面白かった。

強い監視体制の中鳥籠の中で生まれ育ったのは勿論だけど、家族や友達まで雇われの身なのは辛い。こんな事言うのも良くないのかもしれないけど、これから先どんなに孤独であったり辛いことがあったりしてもトゥルーマンよりはマシだと思ってしまうかも。

でも全世界の注目の的だろうし、外を出てからの方が大変なんだろうなと思う。気づかなければそのまま虚構の世界で生きていた方が生きやすいのかもしれない。
欲を言えばセットから出たらどんな感じになっているのかまで見たかった笑

今のクオリティでもう一度観てみたい。

あと作品に関係ないけど、どの映画でもこれくらい時代の作品に出てくる"アジア"って日本や日本人だけど、今は中国の印象が強いので時代の移り変わりを強く感じた。よくこういう演出をする割に、欧米がイメージするコテコテの"アジア""アジア人"だったり、適当で意味の通じない日本語だったり、偏見が過ぎて日本人としては嫌な感じがするので、やるならちゃんとやって欲しい笑 いつも思うけど制作側に日本人(アジア人)いないのかと不思議に思う。
ひ