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トゥルーマン・ショーのaaのネタバレレビュー・内容・結末

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ごく普通のアメリカ市民のトゥルーマン。だが彼の暮らす環境はどことなく不自然だ。それもそのはず、彼の人生は24時間365日、TV番組『トゥルーマン・ショー』として世界中に放送されていた。家族や友人、太陽、海まで自分を取り巻く環境が全てフィクションだったと知った彼は、現実の世界への脱出を決意する。ジャンルがコメディになっているのがあり得ないと思うくらい壮絶な話だし怖すぎる。90年代の作品だが、現代の監視社会の予言とも取れるような皮肉。ラスト、トゥルーマンが脱出を成功させて番組が終わったら視聴者は直ぐに次の番組を探したり、ずっと監視していたにも関わらずそもそも脱出を本気で喜んでいたりと、人間を全く人間として見ていない。人権無視も甚だしい。精神崩壊しても全くおかしくないと思うが、頭の中まではカメラは回っていないと言えるトゥルーマンはとても強かった。
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