このレビューはネタバレを含みます
10年前、もし今生きている世界が仮想だとしたらと考えたことがある。だから観たくなって見てみた。精神世界の束縛から解放へ向かい自由を手にする物語にもなり得るななんて思ったりみたりした。それをもし地球外に世界があって、宇宙人なのか誰かが人類一人一人のストーリーを見てたらなんてこと考えたら、人生の苦悩なんて大したことがないね。やっぱ10年前と同じように、そう思って生きようと思う。
と思っていたけど、私はどうや、ちゃんと最後まで観ていなかったようだ。
ラストシーンの「チャンネル変えよう」的なセリフ。これが目的だったのかもしれない。消費社会を表しているのかもしれない。
例え本人が自由を手にしたとしても、狭い世界から逃れられても、結局消費されていくのが人生だということだろうか。
この作品素晴らしすぎる、もう一度見よう。