岩崎雄貴

トゥルーマン・ショーの岩崎雄貴のレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
5.0
【映画監督 岩崎の満点レビュー】
どんな映画も「学ぼう」という意識で5.0になる!

【あらすじ】
 テレビ番組のために作られた偽りの世界で生きてきた主人公が過去のトラウマを乗り越え、本物の世界へと旅立つ物語。

【レビュー】
 本作は「自分の殻を破り、本物の人生を歩みたい」と思わせてくれる映画である。
 主人公に目を向けてみよう。トゥルーマンは自分の人生がテレビ番組、偽物であるということは夢にも思わない。それは僕らも自分が見ている世界が本物であることを信じてやまないのと同じだ。むしろ、目の前のことがテレビ番組やゲームであると思って生きているヤツはいないだろう。
しかし、自分の人生が本物だと感じて生きているヤツはいるだろうか。「本物」とはここでは、「本番」つまりやり直しがきかない、という意味で使う。つまりは死んだら終わりの人生、当然の真理だ。しかし、その自覚をもって生きている人間はいるのだろうか、という問いである。そう思った時に、ある漫画のセリフが思い浮かんだ。

「その間際」いやでも気が付くだろう。今まで生きてきたすべてが、丸ごと“本物”だったことを。人は、仮になど生きていないし、仮に死ぬこともできぬ。
当然だ。
問題は、その当然に気が付いているかどうか、真に覚醒してるかどうかだ。

利根川(賭博黙示録カイジ)

 ここまで読んでみると難しい印象を受けるが物語自体は「主人公が苦難を乗り越え、目標を達成する」という単純明解なものであるので、純粋なドラマ、コメディとしても十分に楽しめる。
 ここからの部分は映画を見た人の方が共感できると思うが、私はこの映画を見て、本物の人生を歩みたいと思った。プロデューサーは「外の世界は危険がいっぱいである」とトゥルーマンを偽の世界に閉じ込めていた。しかし、そんな危険な世界であっても自分はそこで生きていきたいと思った。というわけで、満点の5.0!

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