このレビューはネタバレを含みます
1人の人生を、大きなセットの中で撮影し、世界中が見守るという、壮大なモニタリング。
コメディ映画の分類にあたると思うが、正直、大きな意味でのホラー映画。
トゥルーマンのことを応援しているつもりになっている視聴者も、共犯。
自分の周りの人間が全て虚構とは、何とも辛い、心が引き裂かれるような事実。
だが、シニカルなやり方でコミカルに描いていたので、重たくなく観れた。
最後に世界の果ての壁づたいに階段を上がり、お決まりの
"Good morning, and in case I don't see ya, good afternoon, good evening, and good night!"
で幕を閉じたのは、ユーモアがあって好き。