アダモ

キャリーのアダモのネタバレレビュー・内容・結末

キャリー(1976年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

念動力。
何かをキッカケに発動するっていう水曜スペシャル的なアレよ。
そーそー。

私はキャリー。

もうじき高校卒業間近のJK3。
といえば聴こえはいいけど…。

学園ヒエラルキーのいわゆる最底辺。
そ、冴えないオンナ。
ま、色々あんのよ(色々ありすぎ)。
まわりの皆からイジメられて区別されちゃう存在(涙涙)。

学園の平和。
学園の力バランスの均衡。
学園の皆のコンプレックスを埋めるためだけの存在。
イワユル生贄。
校内のみならず家庭内においても毒親からの非人間的抑圧。
息つく暇のない大変な状況。
なんで私が?

アタシには理由がわかんない(薄々わかってるけどさ)。
体と心のバランスは吹けば崩れんばかりの砂上の楼閣。
思考回路はショート寸前。

ってのは世間からみた私の印象かな(笑)。
実は私ってば幸せものなのよぉ。
今までの不幸って、これからの幸せのための布石ってこと。

そ!彼氏。
彼氏ができちゃうかも(キャー言っちゃった)。
このアタシがプロムに誘われちゃうなんてさ。
うん!人生って最終的に公平になってるもんだって。
じゃ、行ってくるね。
思いっきり楽しんでくる!

からのぉ…。

主人公キャリーに思いっきり感情移入して観て欲しい。
そして最高の至福からの悪魔の晒しアゲBUKKAKE。
からの涙の脳汁ブッシャー。
まるで全てがイジメられっ子の妄想のような本作。
全て消し飛んで全てまっさら。

良く言えばキャリーちゃんという大輪の花火をまわりのみんなで大切に育んできたとも言えるかも。
キャリーちゃんはけっして悪くない。

人は熊を喰う事があるが熊に喰われる事もある。
アダモ

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