児童虐待の典型
ブライアン・デ・パルマによるスティーヴン・キング原作のホラー。
見るのは二回目です。
誰からも疎まれている、さえない少女キャリーが卒業記念パーティーで仕掛けられた罠で超能力を爆発させるお話。
キャリーの超能力で血の海と化す卒業パーティーは凄惨そのもの。
こうしたラストの描き方は、この作品が元祖なんでしょうか。
女性的な魅力が全然感じられないキャリーはまさにシシー・スペイセクの当たり役の感があります。
級友によるいじめも凄惨。
生理が遅いキャリーが、母親に生理のことすら教えられていないという設定は、いかにも児童虐待としてありそうで怖いのです。
母親のトラウマが娘への虐待につながるあたりも、今日的なのです。
それにしても、キングって狂信的な中年女性をよく描くなぁ。
2016/8/5 21:49
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