てくのすけ

キャリーのてくのすけのレビュー・感想・評価

キャリー(1976年製作の映画)
4.0
救いのない日々の冴えない顔、幸せの絶頂で輝いてる顔、全てを葬る悪魔の顔と遷移するキャリーの表情だけで長々と語れるくらいシシー・スペイセクの演技が凄まじい。幸せシーンが本当に可愛いんですよ。それでいて車を事故らせるときのポーズが異世界の生物のようで怖いです。母ちゃんの狂信者ぶりもスゴい。

スローで魅せる冒頭のエロシャワーシーン、一転して流血とか、暗闇に浮かぶ食卓の壁に最後の晩餐とか、目が回って気持ち悪くなるダンスシーンとか、やっぱたまらんですデ・パルマ。しかしあの意地悪女はプロムをやめてまで嫌がらせに励むとかめんどくさいやつだ。ナンシー・アレンなので許すけど……トラボルタも激若い。
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