エビータのリネットのネタバレレビュー・内容・結末

これミュージカルで良かったねって思った。マドンナの出演作品を初めて観たんだけど、歌っているからこそ、この人は生きるんだなって。ミュージカルだからそれで本当に良いんだけど、歌と歌の僅かな素での演技で冷めるぐらいはあった（倒れるところは特に興醒めした）。あと美人っていうか顔の印象が強いからアップは良いけど引きの映像になって顔が見えないと、時間が経つにつれて後ろ姿だったり立ち居振る舞いの粗が目につく感じ。生い立ちを前提にそういう演技だと言われればそれまでだけどそれにしては演技してます感が強くて苦手だった。後半、死に際なのに全然感情移入できなかった。まあ演技云々置いておいてカリスマがあるってことなんだろうな。人を惹きつける人なんだなって納得もしたし、この作品の主人公としては合ってたんだと思う（アルゼンチンの人たちがどう思ってるかはわからんが）。
あと時系列の差し込み方？っていうか構成的に微妙。特に最後「あ、まだ死んでなかったん？」ってなったの流石にやめて欲しい。そしてその後、音楽の盛り上がり始め的にもう一回場面転換あるのかな？って思ったらいきなりエンドロール流れ始めたし。音楽もぶっちゃけ「良かった！」ってはならなかった。なんだかな〜っていう映画だった。