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エビータのyumikoのレビュー・感想・評価

エビータ(1996年製作の映画)
3.8
アルゼンチン元大統領の妻、エバ・ペロンのお話。ミュージカルを映画化した作品。

アントニオ・バンデラスに恋をしていたyoung yumikoはその声すらも尊くて、サントラを購入して聴いてたのでした。笑
曲も全体を通してとっても好きで、特に”Don’t Cry For Me Argentina” はとっても好きでいまだに聴いてる。

でも、ストーリーはあまりよく覚えてなかった。そう、ペロンを”ハイスパロー”じゃなかった、ジョナサン・プライスだったのかー。と今、気づく。いかにバンデラスしか見てなかったか。

1952年、ブエノスアイレス。エバの訃報からストーリーは始まるの。アントニオ・バンデラス演じるチェ(!?チェ、ゲバラなの??wikiより。今知った!!)がウェイター、清掃員、記者、労働者など色々な民衆に扮し、ストーリーを、進めていく。

1926年、チビルコイ。父の葬儀に、愛人の子だとして入れてもらえなかったエバと兄弟たち。月日は経ち、1936年、タンゴ歌手、アグスティン・マガルディの後をついてブエノスアイレスへ。カメラマン、プロデューサー、石鹸会社の社長、と次々と男を変えて成功していく。

そして、1943年、ムッソリーニの影響を受けたフアン・ペロン大佐(ジョナサン・プライス)は軍事クーデター大地震なども味方につけ、時の人に。ついに1944年にエバとペロンが出会う。

エバはどんどんペロンに近づき、上流階級や軍部に疎まれるほど。でも、45年のクーデターでペロンは捕えられるが、エバのラジオや演説会での働きかけにより解放されるの。そして結婚。26歳にしてファーストレディの座に。

その後も、自身の基金を設立したりレインボーツアーと称し、ヨーロッパ外遊でアルゼンチンのイメージアップをはかったり。

しかし、エバは病気(子宮癌)で33歳の若さで死去した。その少し前に大統領宮殿「カサ・ロサダ」から国民に対してお別れを言う(歌う)シーンはとっても切ない。

貧しい出身からファーストレディまで上り詰めた、エバは、やっぱりすごいエネルギーで、人々を惹きつけるものを持っててんだなって、それを自分で知ってたんだなって。思う。

そして、マドンナが演じることに抵抗がある人もいたみたいだけど、私は、ピッタリなんじゃないかなって思う。(実際の演説の画像なんて、すごく似てるし!)こんなにもたくさん、ミュージカルや、映画で観られてて、すごいよ。
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