ツクヨミ

バンド・ワゴンのツクヨミのレビュー・感想・評価

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)
5.0
フレッドアステア、シドチャリシー主演ミュージカルもの。
落ち目のミュージカルスターのトニーは知り合いの脚本家夫妻に新しい舞台を持ちかけられ、舞台を始めるもヒロインのガブリエルとはケンカし、演出家の作風が気に入らず、困り果ててしまう。
全編を通して明るいミュージカルナンバーが多く、見ているだけでも胸踊る楽しいミュージカル映画な仕上がりです。
主演のフレッドアステアのダンスは優雅で軽快なこともあり素晴らしい。それに対してシドチャリシーのバレエダンスは華麗で脚線美もあり、この2つが融合するシーンは見もの。
好きなシーンは見せ場のdancing in the darkとgirls hunt bulletのシーン、前者は優雅で夜の雰囲気にぴったりのナンバーで、後者はミステリーな世界観が堪能できるアグレッシブなダンスシーンとなっているのがよき。
余談として監督ヴィンセントミネリの前作巴里のアメリカ人の衣装が出てきて、ちょっと嬉しくなりました。girls hunt bulletのシーンでの背景も同じく似た背景があったので、そこもお気に入りです。
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