Maiko

バンド・ワゴンのMaikoのレビュー・感想・評価

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)
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フレッド・アステアのステップは、何でこんなに心が躍るんだろう。
軽やかで縦横無尽、無造作なようでいて、そこしかあり得ないと思えるほどピッタリ当てはまっている。幸せ。

『ザッツ・エンターテイメント』の高揚感といったら!!
俳優たちがエンターテイメントの真髄を高らかに歌い上げる姿に、泣きそうになってしまった。今、エンターテイメントが陥っている状況を考えると、余計に胸に刺さる。

あと三つ子のナンバーが凄くて思わず拍手しました。種も仕掛けもわかるのにやっぱり凄い。

オークションの場面から始まるのは『オペラ座の怪人』を思い出したし、公園のダンスは言わずもがな『ララランド』だし、偉大な作品です。
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