チャールズ・チャップリンが製作・監督・脚本・主演を務め、大恐慌と戦争の大量虐殺を皮肉ったブラックコメディ作品。
真面目に30年間銀行を務めたアンリ・ヴェルドゥは不況のために失業。
足が不自由な妻と…
チャップリン本人曰く、キャリアの中で最高傑作は本作らしいが、自分にはどうも分からない。
いつもの喜劇要素は少なく、かといって陰惨な空気に振り切れていない。恐慌の30年代、銀行をクビになり金持ちの女…
"1人殺せば悪党 100万人殺せば英雄"
連続殺人鬼は罪に問われ、戦争は殺せば殺すほど英雄と称えられる。
チャップリンの作品の中では大分毛色の違う、コメディ要素の少ない反戦映画。
それでもくすりと…
最後がもうなんか自分から言っちゃうところがね。チャップリンが連続殺人犯なんてあんまりしっくりこないんだけど、年取ったからかギリギリ紳士的すぎて狂気の殺人犯に収まっている。若い頃だともっと違和感あった…
>>続きを読むこういう詐欺師はいまの世の中にもいるけれど、はたしてアンリ・ヴェルドゥは時代が生んだ悲劇の人物なのだろうか。前半は比較的コミカル、世界恐慌とヒトラーの台頭から雰囲気も変わってくる。最後に社会的なメッ…
>>続きを読む今も尚、様々な文化に於いてオマージュとして引用される有名な台詞が際立っていることやモデルとされるシリアルキラーの青髭ランドリューよりも純粋にチャップリンのフィルモグラフィを通じて役割も構図も脚本も平…
>>続きを読む赤狩り。チャップリンのキャリアひいては人生のターニングポイントとなった今作。
しかし、それは置いておいて、やはりチャップリンのブラック・コメディの才能は鋭すぎる。
2024/04/27 1回目
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初めてのチャップリン作品として鑑賞。大金目当てで中年女性を次々と殺害していく男をチャップリンが演じるブラック・コメディ。
正直チャップリンに感じていたイメージ
と大分異なり、コメディ要素が薄く、な…