このレビューはネタバレを含みます
チャップリンの殺人狂時代
原題:Monsieur Verdoux(ムシュー・ヴェルドゥー)
○感想1
やっぱり最初はちょっと入り込めなかった。しかし。2時間ちょっとのこの作品、半分を過ぎたところ…
コミカルながらシリアスなメッセージのあるチャップリンの長編。
連続殺人犯である男の裁判での言葉。
「戦争の殺人兵器は日々作られているのに、それは罪には問われない」(ニュアンス的にそんな感じ)が皮肉…
【チャップリンの想い】
「一人殺せば悪人、100人殺せば英雄」
あまりにも有名なセリフだけれども、これが一人歩きしすぎで、この作品に込められた様々なメッセージや、チャップリンの他の想いなど見逃し…
パンチの効いたアイロニーをたっぷりとまぶしたコメディ映画の秀作!! 殺人の場面のない殺人犯の物語。
この作品では、主人公で殺人犯のアンリ・ヴェルドゥ(チャップリン)が死刑の前に獄中で記者に語る「一人…
古典が古典たる所以は時代の移り変わりに耐える普遍性があることなんだよ。
そういう意味でチャップリンほど古典を産み出した人間はそうはいない。
「1人を殺せば殺人者だが、百万人殺せば英雄になる」
山上…
「神との間は平和だ。人間と戦ったのだ」
「一人を殺せば殺人者だが、100万人を殺せば英雄。数によって神聖化される」
不況であっさりクビを切られた元・銀行員が、脚の悪い妻と幼い息子の生活を守る為、有…