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チャップリンの殺人狂時代のamethystのレビュー・感想・評価

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)
2.2
家族を愛する父親であり、お金持ちの貴婦人を殺す悪魔でもある主人公。
“家族のためにお金を稼がなければならない”という父親の責務が彼を狂気的な行動に駆り立てていたのでしょう。

最後の20分ほどで雰囲気がガラッと変わるのも見どころ。世界恐慌で破産した主人公がぼろぼろになっている中、昔たまたま優しさを出して助けた女性に救われ、彼女にはいいところを見せようと健気に頑張る姿がなんか切ない。
最後に裁判で述べる世界へのメッセージは、チャップリンらしいなぁ。
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