いつものコミカルなチャップリンじゃなくて、サイズのあったスーツを着こなす、ぱっと見は立派な紳士。
そんなチャップリンが金持ちの中年女性をたぶらかして殺害していました。
チャップリンが殺人鬼を演じる事に違和感があって、どんな着地点になるのか興味津々で鑑賞しました。
やはり最後は強烈なメッセージが込められていましたね。
『独裁者』はヒトラーへの批判でしたが、こっちは戦争の時代に生きる全ての人々へのメッセージのように感じます。
チャップリンが演じたアンリは実在した人物をモデルにしていて、フランスでは有名な殺人鬼だそうです。
原案をチャップリンに持ち込んだオーソン・ウェルズも素晴らしいし、『殺人狂時代』という邦題を考えた人にも拍手をおくりたいです👏
偶然にも、この鑑賞直後に送金のため郵便局へ行ったんだけど、窓口の女性がお札を一枚一枚手でめくって数えてくれたので笑いそうになってしまいました。今時は機械で数えるとばかり思っていたので。
チャップリンの方が断然早かったですが😄