Anne

チャップリンの殺人狂時代のAnneのネタバレレビュー・内容・結末

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

先に観た『独裁者』とはテイストがやや違っていて、現代のドラマにより近い感覚で鑑賞。
殺人鬼が主人公ということで、こわい気持ちもあったけれど、直接的な表現がなく、心のダメージがそこまで大きくならずに済んだ。口コミ通り、シリアスなストーリーがメインだったけれど、ところどころのボケでしっかり笑わせるのがさすが。

本当の家族とのシーンや、ひとりの女性に同情する場面を挟んだことで、主人公が完全な冷徹人間でないことがわかり、共感できてしまった。でも、14人も犠牲になってるのよね…………

淡白な画面に白字………完璧なラストだった気がする。
妻と息子が亡くなったというのは逃げ口上かと思ったけれど、本当だったのか……あっさりしすぎたかも?

音が、ちょっとうるさく聞こえたのはどういう仕組みだったのか。『独裁者』では気にならなかったのが、今日はだいぶ耳にくるなと。発音も聞き取りにくかったのがちょっと残念。
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