にっきい

チャップリンの殺人狂時代のにっきいのレビュー・感想・評価

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)
2.8
相手はおばちゃんばかりだけど、こんなモテモテなチャップリン初めて観たかも?

みなみ会館で『フォエバー・チャップリン チャールズ・チャップリン映画祭』がやってたので観た事無い作品を選んで観てきました。

殺人を仕事にしていた男の話し。
オープニングロールでオーソン・ウェルズの名前見つけてテンション上がりました。
まさかチャップリンと仕事してる作品があるなんて思ってなかったから。
でも調べてみるとチャップリンに企画を持ち込んだだけで、実際はオーソン・ウェルズは何も関わってないらしい。
その企画と言うのがフランスで最も有名な殺人鬼と呼ばれるアンリ・デジレ・ランドリューをモデルにした話し。
結婚詐欺の常習犯で10人の女性を殺した(映画では重婚と14人の殺害)人物。
と言うわけで、今作もいつものチャップリンとは違い、コメディ要素のあるドラマって感じでした。
それでもシリアス全振りの『ライムライト』よりは笑えるシーンいっぱいあったけど。
前半はフランス中を渡り歩き、あちこちで結婚詐欺をしてる結構シリアスな話し。
後半はバレそうになって隠蔽するのにドタバタとコメディ多め。
後半だけならホラーコメディって感じなんだけど。
と言ってもチャップリンなので実際の殺害シーンは無くて、毒飲まして意識が無くなったとこまでとか、屍体を燃やしてるのを暗示するように焼却炉のシーンがあるだけなんですが。
思い込みでチャップリン=コメディだと思って観ると肩透かしをくらう作品でした。

今朝の1曲
タケカワユキヒデ『夢の舟乗り』
今でもそうですが、昔からNHKはアニメを沢山放映してて、これもその中の1作『キャプテン・フューチャー』のOP曲(https://sp.nicovideo.jp/watch/sm31736880)。
このアニメはエドモンド・ハミルトン原作のスペースオペラで、当時『スターウォーズ』のヒットで日本でもスペースオペラが次々アニメやドラマになってました。
同時期にドラマ化された『スターウルフ』もハミルトンの原作。
この曲は元々タケカワユキヒデさんの曲なんですが、権利関係で最初は違う人が歌ってました。
ある日の放送から突然タケカワユキヒデに代わったので、見ててビックリした思い出。
当時は子供だったので、大人の事情など知る由もありません。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2023年4月30日
鑑賞回:17:00〜19:10
劇場名:みなみ会館
座席情報:2F/スクリーン3 E-1
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:124分
備考:会員料金(1000円)
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