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チャップリンの殺人狂時代のこぼぼのレビュー・感想・評価

チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)
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彼は家族のために、不況を乗り越えるために殺人を犯し、金を稼いだ。多くの命を奪ったことは許されることではない。だが、世の権力者は直接的ではないが、間接的に多くの命を奪い、そのうえ英雄と持ち上げられた。軍需産業が多くの金を生み、ますます兵器は作り出される。彼は彼自身の行為を事業だと言った。その意味で彼と、戦争の間に何ら違ったことはない。
一人殺せば悪人、百万人殺せば英雄、というのはほんとにそうで、トーキー時代でもチャップリン作品における彼の慧眼には本当に感服する。
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