1人殺せば悪党で、100万人殺せば英雄
数が殺人を神聖にする。元銀行員で札束を数えるのが異様に速いヴェルドゥの"事業"は、小金持ちの中年女性を殺す青ヒゲ殺人…。恐慌によるクビから鞍替えを余儀なくさ…
不況の煽りを受け30年勤めた銀行をクビになった男が、妻子を養うため裕福な中年女性たちと重婚しては次々殺し、大金を奪う話。
途中退屈に感じるところもあったが終わり方が良かった。あと元銀行員の主人公は…
映画史に残る傑作にして、問題作。極めて政治的メッセージが強く、考えさせられる。
「一人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄」というあまりに有名なセリフは映画を観ない方でもご存じの方はいらっしゃる…
彼は家族のために、不況を乗り越えるために殺人を犯し、金を稼いだ。多くの命を奪ったことは許されることではない。だが、世の権力者は直接的ではないが、間接的に多くの命を奪い、そのうえ英雄と持ち上げられた。…
>>続きを読むチャップリンの戦後第一作となった1947年の作品。チャップリンにしては異色のブラック・コメディだったけど、そのメッセージ性の強さは随一で、私は大好きな作品でしたね。
今にして思うに、『モダン・タイ…
DVD📀所有、再鑑賞。チャールズ・チャップリン1947年監督・脚本・製作・作曲・主演を務め、戦争による大量殺人を告発した異色のブラックコメディ。
銀行員として真面目に働いてきたヴェルドゥは、不況の…
これまでのチャップリン作品の中ではかなり真面目な方で、コメディを抑えめにした一作。笑えるシーンもあるが、非道な殺人者をどれだけ笑っていいのか微妙な気持ちになる。
命より金が重くなった世界に警鐘を鳴…