このレビューはネタバレを含みます
再投稿。
死刑台へ向かうヴェルドゥの後ろ姿にチャーリーの姿が重なる瞬間は幻ではなかった。『モダン・タイムス』のラストと本作のラストをくり返し何度も比較してみるとよくわかる。
ヴェルドゥとチャーリ…
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30年間、真面目な銀行員だった主人公が不況のあおりで失業。身体の悪い妻と子供をかかえ仕事を探す。でもなかなかない。そしてたどり着いたのが殺人犯…。
虫も殺せない優しい男が、金持ちの未亡人に近づいて…
234作品目
再鑑賞289作品目
チャップリン映画にして、何だかあまりコメディ要素なく陰険な映画。
確かに、人殺しはもってのほかだが、それを通して戦争を批判しているのであり、ハッとさせられる。
…
「ひとり殺せば殺人者だが、100万人殺せば英雄」のセリフが有名の本作。
喜劇要素が少なく、お馴染みの扮装をしない、ブラックユーモアが含まれた物語となっていた。
この作品を鑑賞して、人殺し・暴力に正当…
祝900本目は、「チャップリンの殺人狂」
チャップリンが悪役を演じるなんて!と驚いた。ただ背景には愛が。
そして昨今の戦争が起きている今に響く言葉が。時代は巡るんだな、と。
モノクロだとどうしても脚…
表現するという行為は、観察と要約から成り立っている。誰もが見落としている真実に焦点を当てて、誰もが分かるように編集することを言う。たとえ、チャップリンの映画から放浪紳士が姿を消したとしても、運動から…
>>続きを読む”最高傑作”と呼ばれる作品は数あれど、これは、チャップリン自身がそう呼んでいる、まさに”最高傑作”。
山高帽、ドタ靴、ちょび髭、ステッキの、いわゆるThe Tramp(=小さな放浪者)は登場しない…