チャップリンの映画は、コメディで面白くて大好きなのですが、この作品は異色。
チャップリン自身も、自身の最高傑作と評したらしいが、私もそう思う。
この映画に、チャップリンが、映画を通して社会に訴えたい…
昔の作品なのに、どうしてこんなに面白いのか、現代に通ずるものがあるのか。チャップリンの凄さを改めて感じる作品だった。(戦争で)何百人と殺せば英雄で、家族を養う為に何人か殺すと罪人。すごく刺さる言葉だ…
>>続きを読む主人公ヴェルドゥは上品さの中に底知れない怖ろしさを持った不気味な男だ。しかし、生まれながらのモンスターではない事は妻子と接する時の優しげな表情を見ればわかる。では何がヴェルドゥを冷酷なモンスターに変…
>>続きを読む◼️金融経済の坩堝
金融市場の低迷により長年勤めた銀行から解雇された男ヴェルドゥ。家族を養うために富裕層の独身女性を狙った結婚詐欺を仕掛け、財産を奪った後に殺害する方法で生計を立てていた。上手くこ…
このレビューはネタバレを含みます
一番笑ったのは毒殺失敗と釣りのシーン。
動物には優しく、菜食主義の主人公が人間のことは業務的に次々と殺めます。
悪意がなくても娯楽でなくても、皆生きるためならいくらでも命あるものを殺すくせに、事業…
チャップリンの作品の中でこれが一番好きと言ったら、意外と思われる作品なんだろうと思います。
黄金狂時代、独裁者、街の灯、モダンタイムス…数ある中で
この殺人狂時代が好きです。
自分でもこの作品…
よくできた映画ですね、さすがチャップリンです。一線越えたら真っ向から戦争否定だけど、ぎりぎりのところでコメディでとどめて、最大限に皮肉ってます。チャップリンだからできることなのかなぁ、と。
途中まで…
"1人殺せば悪党 100万人殺せば英雄"
連続殺人鬼は罪に問われ、戦争は殺せば殺すほど英雄と称えられる。
チャップリンの作品の中では大分毛色の違う、コメディ要素の少ない反戦映画。
それでもくすりと…