このレビューはネタバレを含みます
ドイツ軍との最前線への投入を希望する以外、イワンの所作や表情はどこからどう見てもフツーのいたいけな子供でしかないのが恐ろしいし哀しい
戦後発見された彼の死刑執行の通知と天国のようなラストシーン(おそ…
タルコフスキー長編第1作。日本公開時はATG映画として封切られたという。今見ると前衛的な感じはしないがイワンが見る母親の夢のシーンなどは後年の幻想的な作風に通じるものがあるように思う。看護師マーシャ…
>>続きを読むCGを使えば簡単に戦争を表面上は表現できてしまう現代に比べて、戦争を人物の台詞や表情や美しい情景との対比だけで戦争の本質である不条理を描くことに見事に成功している唯一無二な作品
子供が戦争に加担し…
タルコフスキーの長編デビュー作品。
あらすじに難解な部分は少ないながら、水しぶきの描写と白樺林の異界感が際立ち、既に作家としてのスタイルが確立されていることが伺える。
とは言え、難解でない理由は故…
冷戦下のソ連の国策会社モスフィルムのスタジオ内のセットで撮影されたのでしょう。戦争映画なんですが手法は非常に自由でその後世界の巨匠となる道を歩む土台になるものだとわかります。タルコフスキーの他の作品…
>>続きを読むメタファーのためのメタファー。表現のための表現。同じ題材でもさまざまなアプローチや切口があって然るべきだと思うけれど、テーマに対しての作り手の真の関心が見られなかったのが残念。戦争が芸術表現の素材に…
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