このレビューはネタバレを含みます
ドイツ軍との最前線への投入を希望する以外、イワンの所作や表情はどこからどう見てもフツーのいたいけな子供でしかないのが恐ろしいし哀しい
戦後発見された彼の死刑執行の通知と天国のようなラストシーン(おそらくイワンの記憶)の対比も残酷、戦場になる前の彼の村に溢れるのどかさが、あまりにも他のロケーションやシーンとかけ離れている
この戦争と天国のギャップを復讐心で飛び越えたイワン、一方で大きな溝を跨いで抱き合ったホーリン大尉とマーシャ看護中尉(ホーリンの力ずくやけど)
結局そのどちらもが戦争を生き残れない