この流れはカネフスキー、クリモフ、マルホウへと繋がっている。戦争の混乱期にひとりで幼年時代を生き延びねばならなかった子供。
形式の面でいうと、かなりタルコフスキーぽくない。よく話すし、キャメラもよく…
デビュー作にして、こうような特異な戦争映画にして、大傑作を撮ってしまう才能にひたすら驚愕させられる。
タルコフスキーの長編映画デビュー作ながら、すさまじいまでの完成度を誇る、映像詩人の誕生。
ま…
第2次世界大戦最中のソ連。故郷の村がナチスに滅ぼされて家族を皆殺しにされた少年イワン。復讐を誓ったイワンはソ連軍の危険な任務に挑むも、親代わりの上官たちは彼に学校へ通い普通の生活を送ってほしいと願う…
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子供でありながら軍人(大人)としての役割を果たそうとする、軍人であることに自らのアイデンティティを見出そうとするイワンが2つの間で揺れ動いている様、彼を取り囲む大人達の姿。陰影を効果的に使った映像も…
>>続きを読むメタファーのためのメタファー。表現のための表現。同じ題材でもさまざまなアプローチや切口があって然るべきだと思うけれど、テーマに対しての作り手の真の関心が見られなかったのが残念。戦争が芸術表現の素材に…
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