センカン

怪獣大戦争のセンカンのレビュー・感想・評価

怪獣大戦争(1965年製作の映画)
3.2
ゴ「ふぅ、やっと正気に戻ったぜ…、え?あと3分しか上映時間ない!?、ギドラ!ラドン!起きろ!、プロレス始めるぞ!」

怪獣映画に人間ドラマは要らんと何度言えば…、発明家お兄さんの奮闘、X星人の謀略、星間を越えた愛とか色々入れたせいで怪獣達の出番がメチャクチャ少ない。
残り5分の時点でゴジラ達の戦闘がまだ始まってもいないくて、これ続編に続く!みたいなオチなの?とかヒヤヒヤしながら観てました。
お陰様で語るところ少ないのですが、短い尺ながらゴジラさんは頑張った!
ゴジラドンの合体攻撃には痺れました。あのためだけにある映画と思うことにします。

今作前回のギドラ戦をちゃんと引き継いでいる物語で、ギドラ対策でゴジラとラドンが選ばれるのですが、なぜモスラはスルーされたのか…、絶対あの人いないと団結できないでしょうあの2人。戦力的にも心許ない。小美人とかの存在がX星人からしたら都合悪いのかなと想像しました。

あと小ネタで笑えたとこを下記適当に。
•湖で寝てるゴジラ、入る時誰か気付かなかったのかな…
•木星→地球ワープ、宇宙飛行士達が申し訳なさそうに帰ったのに、サラッと連れてこられてて笑えます。
•座るゴジラ、これ中々観れないですよ。電磁波操作待ちでラドンと佇むゴジラさん、一仕事終えたあとだからか首をカキカキ疲れてるご様子、尻尾を潰すような感じで膝を曲げて座ってたのが爆笑でした。
•X星人の怪獣ナンバリング、ギドラは何故怪獣「0」なの?、機械的に順番に数えるなら1だろよい!、あとゴジラ達は01とか02なのもモヤ。モスラさん居たら03なのかな。まぁゼロって単語カッコいいから使いたい気持ちは分かります。この時代からそういう文化あったのか…
•ヒロインがラスト、捨て身タックルで水落ちしたゴジラ達観て、ゴジラとラドンは死んだのかしら?って言ってたけど、ラドンは当てる直前で離してるから飛び去るとこ観れたのでは…、脚本と特撮の不一致ととみた。
ゴジラさんここのところ毎回水落ち退場でしたが、今回は自分から積極的に落ちに行くという慣れ具合。ダイビング楽しくなっちゃったのかも。

点数内訳
世界観:3.0
ストーリー:3.0
キャラ:3.5
音:3.0
映像:3.5
スコア:3.2
センカン

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