梅田

やさしい女の梅田のレビュー・感想・評価

やさしい女(1969年製作の映画)
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オープニング、夜のパリの映像が素晴らしすぎてもう最高。ブレッソンのカラー長編の最初のカットがこれ。最近、1950年台のパリの写真がマイブームだったのもあって完全に心掴まれた。その後に続く、転倒するテーブルと割れる植木鉢、ゆっくりと宙を舞うストールのカットも含めて本当に素晴らしいシークエンス。
あらゆる因果が運命的な必然に導かれていくかのような展開。それもやはり結論が最初に見せられているからなのかな。
梅田

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