「町山智浩のVIDEO SHOP UFO」から。
町山さん曰く「変態ケンちゃん」と呼ばれていたほどの"変態監督"の汚名返上？で製作されたというケン・ラッセル監督による、ミニスカートを大ブームにしたファッション・モデル、ツイッギー/Twiggyが主役のミュージカル。（舞台ミュージカルの映画化）
セットデザイン、コスチューム、タップやダンスの振り付け（レトロなあのアイメイクのツイッギーもダンスかなり頑張ってる）、最高でした。
ストーリーは、劇場の演出助手で雑用ばかりさせられているポリー（ツイッギー）が、主演女優が脚を怪我をしたため突然、座長から代役をやれと無茶振りされる。
そんな時に限ってハリウッドの一流監督が見学に来てしまい、メンバーはその監督へのアピールに必死。
ポリーも周りのサポートや、天性の才能で、本来の主演女優を泣かせてしまうほどの演技を見せる。。。
ちょっと気持ち悪い下からのライティング（ここが"変態ケンちゃん"っぽいのか？）も、ちょっとクセのあるキャスティングもいい感じ。
1930年代のMGMミュージカルの伝説的振付師だったバズビー・バークレーによる『フットライト・パレード（1933）』『空中レビュー時代（1933）』の手法を再現したという、レコード盤の上のダンサーたちを俯瞰で撮るシーンや、トランプのコスチュームのシーン...etcも最高でした。
この監督の"変態作品”は見ないでおこうかな。笑
