おもす

秘密の花園のおもすのレビュー・感想・評価

秘密の花園(1993年製作の映画)
4.0
【感想】
〇内容面
めちゃめちゃ良かったです。好きな感じではないけど、感動したし、見て良かったってなりました。
ネタバレは避けます。
個人的にはラストのシーンと焚き火のシーンが好きです。

〇構造面
三幕構成自体は分かりづらい印象。1個1個のイベントにちゃんとフォーカスされてて、そのシーンに集中できる(背景とか、関係とかを無駄に考えないで済む)。結構この作品も子供vs大人の構造で描かれてる。対比という点では分かりやすいが、言ってしまえばあるある。けど何が良いかって、メアリーは部外者、つまりディコン、コリンにとっての外的要因であること。メアリー自身にもしっかりとした背景があるけど、そこだけに焦点が当てられるのではなく、ディコンと出会い庭をつくることでメアリーは楽しみを見つけていく。そうしたメアリーの変化に加えて、その変化がコリンにも波及されて、メアリーが変化をさせる側になること。それを経験してメアリーはさらに、得たものを失う怖さを覚えて初めて泣く。みんながお互いに影響し合っていくのが面白い。

【インプット要素】
・メアリーの境遇
・メアリーの語り
・コリンの庭に対する感動
・庭そのもの
・不気味、神秘的なME
・人の動きで入るME(状況とか雰囲気のCueはイマイチ)
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