ムギ山

時をかける少女のムギ山のレビュー・感想・評価

時をかける少女(1983年製作の映画)
4.0
TVに面白そうなのが全くなくて、チャンネルをガチャガチャ回していたら(比喩表現) TVKでいきなり『時をかける少女』が始まったので見た。その名声のゆえにもう何度も見たような気になっていたが、よーく考えてみるとちゃんと見たのって2回目か3回目くらいかもしれん。奥さんが未見だったので途中で粗筋を教えてあげたのだが、その説明もNHKの『タイムトラベラー』や細田アニメ版と混同してたりしたのだった。

というわけで、ちゃんと見るのはたぶん大学時代以来。あらためて見てみると、キツイかな―と想像していた高柳良一さんの芝居もそんなにキツくはない。それよりも、芳山和子の(性的)欲求がえらいあからさまに描かれていることに気がついて、たいへん衝撃的だった。なんかもう隙あらば男子とくっつきたい! みたいな場面ばっかじゃないですか。でもそれが決して下品にならないのは、やっぱ原田知世さんの現実離れした存在感のおかげなんだろうなあと思いました。

音楽がとてもよい。とくに土曜日の実験室に戻るクライマックスの曲(「ふれあい」という曲で、なんと大林監督作曲とのこと)。
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