1974年のイタリア・スペイン合作によるゾンビ映画。夏のホラー秘宝まつり、により大スクリーンにて鑑賞。
虫を殺す超技術の超音波で死者が蘇るというバタリアンっぽいSF感ある設定なわりに、ゾンビがゾンビを起こすとことかは微妙に呪術的な雰囲気もあり、絶妙なMIX具合でした。ゾンビのメイクはこの年代にありがちな、「ほぼなし」でして、血のりついてないとただの不審者も見分けがつかない。※てか作中でも不審者扱いされてたし…。
ですが定番のお食事描写はなかなかなものでして、ゾンビたちがノロノロ動く割に耐久度がSSなこともあり迫ってくる恐怖感はなかなかすごい。邂逅するたびに車のキーがなかったり扉が開かなかったりと、アンラッキー属性もあいまり。アンラッキーといえば主人公のアンラッキーっぷりというか巻き込まれっぷりはそれはもうひどい。
ファッションから音楽からもうとにかく最高な雰囲気で、かつ意外とおバカ映画ではなくシリアスなサスペンス感あるストーリー。ヒロインがまあ最高に綺麗で良いんだよなあ。何気に赤ちゃんが怖い。