初見は小学生。
同時上映の『晴れ、ときどき殺人』目当てだったので興味もなく、サッパリ集中せず、冒頭から寝てしまっていたのですが、後半は今でもイメージを思い出すほど鮮烈なシーンの連続で、怖い絵画を観たように感じていました。
その答え合わせのつもりで40年ぶりに再観。
配信サービスってスゴイですね。
照明か脚本かの演出なのでしょうか、80年代角川映画のどっしり重厚なミステリーを見せる気マンマンな感じが、今や懐かしさを超して、名作感をも醸して。
役者の演技力で長尺の会話劇が成立したのはこの時代までの見せ場といえるのではないでしょうか。
今見るとストーリーもシンプルで、ヒルビリーの因習に纏わるというより退廃的な文化史の一幕といった印象。
