座敷豚

オテサーネク 妄想の子供の座敷豚のレビュー・感想・評価

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)
4.0
映画館で観たかったな~、と思わせる映画はたくさんあるが
映画館で観ていたらこっちが狂ってしまう!と思わせる作品はそうない

元はチェコの民話らしいが、内容がその時点で狂っている
そうは言ってもむちゃくちゃグロいシーンがあるわけではない
イメージするなら、長い時間の世にも奇妙な物語、と言ったところか

この映画、映像が凄い
ものすごく構図が良くてそれだけでも観た意味があった
話自体は最初は面白く感じたが1時間ほど観た段階で冗長に感じた
削っても問題ないような無駄がたくさんある
ただ、このセンスある画を観ているだけで色々と勉強になり観て良かった映画のひとつになった

ロリコンのエロジジイとか話に必要か?って思ってたけど刺身に添えられたタンポポのような存在でお気に入りのキャラクターになってしまった
まあ、いなくてもよいって意味だけど

俺もあのエロジジイみたいにいてもいなくてもどっちでもよいような人生送りたいわ

映画のパッケージになってる女の子が黄身をなめる画、本当に好き
アートだな
座敷豚

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