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オテサーネク 妄想の子供のMUスリムクラブ内間のレビュー・感想・評価

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)
3.6
サイコメルヘン。

正直、点数が付けられない、良い意味で気持ち悪い作品。

キャラクター、ストーリー、テーマ、とにかく気持ちが悪い。そして、何故か料理シーンが多く、その料理の描写も気持ち悪い。

でも、憎めなく、オリジナリティー溢れ、アートが感じられる不思議な作品。

当然、監督の想いが詰まっていると思う。

調べてみた。

作品は、2001年上映で、今から20年以上前の作品だ。監督・脚本のヤン・シュヴァンクマイエルは、御年90歳。という事は、彼が70歳くらいの時だ。その歳で、この作品を創作出来るという事は、なかなかのエネルギーのあるおじいちゃんだと思う。そして、出身地のチェコスロバキアでの経験が活きたのかと思う。

それは分かるが、そもそも映画撮って作品にするという事は、色んな大人が賛同しなければならないと思う。

という事は、周りの大人もサイコメルヘンだらけだ。

素敵な世界じゃないか。
何なんだ!コンプライアンスとは!元々は、人間同士が仲良く、お互いを尊重出来るようになる為のモノではないのか!

すみません、この時期、色々ありまして。つい、熱くなってしまいました。

コンプライアンス、万歳!