割烹

黄泉がえりの割烹のレビュー・感想・評価

黄泉がえり(2002年製作の映画)
3.3
熊本県の山の中にできたクレーターの影響で、その周辺に埋葬されている死者たちが、残された人の思念によってよみがえって来るというSF映画。
厚生省の役人で、事態の調査を命じられた主人公が草彅剛、ヒロインは主人公の幼馴染の竹内結子。
序盤の、死んだはずの家族がふいに戻ってきて、周囲を混乱させながらも現実の生活に戻っていく様子などは面白いが、調査などが始まる以降のストーリーは無難なご都合主義。
そもそもこれだけの人が生き返っているのに、事態がこの役人一人に管理できるはずがないし、終盤は自分のことで手いっぱいでほとんど仕事をしていない草彅剛。
それにしても、竹内結子や田中邦衛など、もう見ることのできない優れた役者が出ていて、切ない気持ちになる。
また、まだデビュー間もない市原隼人、長澤まさみのほか、メジャーになる前の眞島秀和が無名の警備員役で出ている。
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