みおこし

青春カーニバルのみおこしのレビュー・感想・評価

青春カーニバル(1964年製作の映画)
3.5
バーバラ・スタンウィックが57歳の時に出演した作品ということで鑑賞。エルヴィス・プレスリー主演のいわゆるアイドル映画ですが、カラフルな映像と(当然ですが)魅力あふれる全盛期のエルヴィスのパフォーマンスを堪能できて楽しい作品でした!

人は良いが、女たらしで喧嘩っ早いシンガーのチャーリーは店をクビになり、ひょんなことから出会った倒産寸前のカーニバル一座のもとで働くことになる。座長の娘で純朴なキャシーと次第に惹かれ合い、純粋な愛に目覚めていくかと思いきや...。

まさに"ハウンド・ドッグ"なエルヴィスのワイルドなカッコよさが炸裂。歌も上手いし、演技も自然体だし、改めて彼がキングたる所以を見た気がしました。正直ストーリーやチャーリーのキャラクターだったりはあまり面白くないし共感もできないのですが(笑)本作はエルヴィスの魅力を堪能するための映画だと思うと楽しめます!
カーニバルの色彩感豊かな雰囲気や、チャーリーが跨っている日本製のオートバイもロカビリーの味があって最高。1960年代、遠い昔のお話ですが今見ても人々の生活感やカルチャーが息づいています。
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