紫のみなと

泣きぬれた天使の紫のみなとのレビュー・感想・評価

泣きぬれた天使(1942年製作の映画)
3.0
「天井桟敷の人々」のバチストが主演。この俳優は、芸術に秀でた役柄がとてもよく似合います。ヒロインもとても綺麗。そしてヒロインの名前がジュヌビエーブ。ジュヌビエーブといえば「シェルブールの雨傘」のヒロインと同じ名前。本作はおそらく対ドイツの戦時下の物語で、「シェルブールの雨傘」はアルジェリア戦争が背景にあり、偶然なのでしょうが、戦争によって生まれる悲劇を描いており、ジュヌビエーブという名前を聞くだけで哀しみを誘います。