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女の橋のdaitenのレビュー・感想・評価

女の橋(1961年製作の映画)
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どうして私をいじめるの。胸の内でいくら叫んでも、紳士の皮を被った女たらしには届かない。先はないと判っていても、温もりに触れたら求めてしまう。どうしようもなく燃え上がる感情。強い力によろめく女の表情が、やるせない。母親としての顔が、物語を現実に繋ぎ止めていた。中村登『女の橋』(1961)
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