いわやん

OPEN HOUSEのいわやんのレビュー・感想・評価

OPEN HOUSE(1997年製作の映画)
3.2
行定勲監督。

モデルとしては、場末の位置でチラシのモデルとかの仕事しか無い主人公。
男女のもつれからパーティーで乱闘騒ぎを起し、雨の外へ掘り出されてしまう。そこに、仕事をしても長続きせず、帰る所の無い青年が助ける。

結局、モデルの古いマンションに捨てられた犬と共に転がり込む。

そのマンションの隣には、離婚して映画館の切符のモギリの仕事をする女が。

女には、離婚原因と思われる女性が怒鳴り込んで来たり、元旦那の同僚が付きまとったり。女は、神経性のアレルギーで、精神が不安定な時は、身体をかきむしる・・。

それぞれの恋愛について、心の奥の感情を丁寧に描いてます。
画面も、夕陽とか太陽の光の加減、雨などをアートスティックに表現してます。

私が一番気に入ったのは、村田雄浩が粘着質な同僚役で、独特な気持悪さが良かった点です。
いわやん

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