野菊の墓を読んだ時、なんて儚く切ない物語なのだろうと感じたけれど、涙を流しはしなかった。それは自分の想像力が足りていなかったのかもしれないし、自分がまだ幼かったのかもしれない。でも、今回は終始、心の…
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老人(笠智衆)が60年ぶりに故郷で想っていた女の墓参りするところから物語が始まる。
老人が船の上で船員とむかし話をして、長い回想に入っていく。
親戚同士で結婚は難しい時代。
男女はお互いに好きで…
原作同様、風景描写がとても綺麗。季節の移り変わりを表す桜やすすきが美しい。
八百屋お七のように、自分本位で行動を起こす事が出来ず、親族を優先した事が民子の最期に繋がっているのが切ない。
原作と比べる…
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