野菊の如き君なりきに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「野菊の如き君なりき」に投稿された感想・評価

典型的ベタな悲恋物語が何でこうも沁み渡るのか。
木下恵介の凄まじい映画力。
映画ファンを自認しながら今まで観てなかったことを恥じたくらい、映画中の映画。生きてるうちに観れて良かった。
浦辺粂子の役柄…

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排路

排路の感想・評価

5.0

ある事象の名前がつけられる以前の状態、たとえば近親相姦とか不倫とか同性愛とか、が混沌としていて、弱いもの同士の連帯なのか傷つけ合いなのかわからないような得体の知れないものというより、案外シンプルなも…

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切なくて辛くて苦しくて消え入りそう…これは引きずる。絶妙な距離感と空気感、淡々と紡がれる雰囲気やテンポが美しくも儚く切ない、音楽とともにその後の展開を予感させて何処か哀しい。政夫と従姉・民子との切な…

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oraza

orazaの感想・評価

4.6
最後の最後に涙を流さずにはいられなかった。
この監督の作品に出てきがちな皮肉を言うお婆さんが何ともチャーミングです。
Yucar

Yucarの感想・評価

4.1

めちゃ切ない、気の毒。。
凄いピュアで幼い2人が、明治時代の家制度での田舎のじめっとした人間関係と体裁優先の慣習で辛い結末。。
遠景が美しい。特に、渡し船で送り出すシーンと橋の上の笠智衆のシーン美し…

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Omizu

Omizuの感想・評価

4.5

【1955年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
伊藤左千夫の『野菊の墓』映画化作品。素晴らしい。美しく儚い恋に涙した。

まず笠智衆が川を渡るシーンの川の煌めきの美しさに目を奪われる。そしてそこ…

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Taul

Taulの感想・評価

5.0
『野菊の如き君なりき』木下惠介の斬新な実験性と古風な叙情性が発揮。遠き淡い恋の思い出が古い写真の楕円のように心のスクリーンに映し出される。とてもリリカルな名作。

2011年7月鑑賞
diego

diegoの感想・評価

4.8
好きな人が死んじゃう話は腐るほどあるが、これほど泣いた作品はない。
泣かせるのはテクニックとかいう話を聞いたことがあるが、まさに反則級のテクニック。名人芸。木下恵介監督恐るべし!
ko0

ko0の感想・評価

4.5

名作。戦前の信州を舞台としたもの哀しい恋愛映画。

ティーンの男女が、こんなにも村中でいじられ、身内からいじめに遭うってそんな時代だったのね。本家と分家の身分の違いが原因なのか、日本のロミオとジュリ…

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もう見ることが出来ない日本の原風景の美しさ。歯の浮くような台詞が役者のひどい棒読みで格調に転化されていた。ボロ泣き
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