典型的ベタな悲恋物語が何でこうも沁み渡るのか。
木下恵介の凄まじい映画力。
映画ファンを自認しながら今まで観てなかったことを恥じたくらい、映画中の映画。生きてるうちに観れて良かった。
浦辺粂子の役柄…
ある事象の名前がつけられる以前の状態、たとえば近親相姦とか不倫とか同性愛とか、が混沌としていて、弱いもの同士の連帯なのか傷つけ合いなのかわからないような得体の知れないものというより、案外シンプルなも…
>>続きを読む切なくて辛くて苦しくて消え入りそう…これは引きずる。絶妙な距離感と空気感、淡々と紡がれる雰囲気やテンポが美しくも儚く切ない、音楽とともにその後の展開を予感させて何処か哀しい。政夫と従姉・民子との切な…
>>続きを読むめちゃ切ない、気の毒。。
凄いピュアで幼い2人が、明治時代の家制度での田舎のじめっとした人間関係と体裁優先の慣習で辛い結末。。
遠景が美しい。特に、渡し船で送り出すシーンと橋の上の笠智衆のシーン美し…
【1955年キネマ旬報日本映画ベストテン 第3位】
伊藤左千夫の『野菊の墓』映画化作品。素晴らしい。美しく儚い恋に涙した。
まず笠智衆が川を渡るシーンの川の煌めきの美しさに目を奪われる。そしてそこ…
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