えそじま

野菊の如き君なりきのえそじまのレビュー・感想・評価

野菊の如き君なりき(1955年製作の映画)
3.6
封建的理念の大人達によって引き裂かれた従姉弟同士の悲恋、ほぼ全編を占める回想シーンが楕円形のスクリーンによって表現された意欲作。

『永遠の人(1961年)』が幼馴染恋愛の闇ならこれは光だろう。いずれにせよ不幸な結末だが、本来の木下恵介らしい優しさが寄り添う清らかで美しい恋。
えそじま

えそじま