マーくんパパ

野菊の如き君なりきのマーくんパパのネタバレレビュー・内容・結末

野菊の如き君なりき(1955年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

15才政夫と17才民子の淡い純愛物語。
幼馴染みの本家と分家の従姉どうし、お互い好き合い何の屈託もなく遊ぶ2人に村の封建的因習が仲を裂く。手も握り合うことさえが心は通じている2人「タミさんは野菊の花のようだ、ボクは野菊の花が大好きだ」間接的な愛情表現、「マサオさんはりんどうの花のようだ」と民子。政夫からの手紙とりんどうの花を握りしめて亡くなる民子。遠い60年前の出来事を川舟に揺られながら思い出す73才の老人。50年前位に読んだ原作を懐かしく懐旧する男一人あり。