Punisher田中

沈黙の戦艦のPunisher田中のレビュー・感想・評価

沈黙の戦艦(1992年製作の映画)
3.5
数多の戦火の中を進んできた核兵器搭載のハイテク戦艦USSミズーリ。
しかし、とあるイベントを境に武装テロリスト集団に乗っ取られてしまう。
なんとか敵の目から逃れた料理人・ライバックは特殊兵士だった過去のテクニックや知識を駆使し、単身テロ集団と戦うのだった。

スティーブン・セガールといえば沈黙!
沈黙といえば...??
沈黙の戦艦だ!!!!!

あまりにも無理矢理に紡がれてきた沈黙シリーズの記念すべき第1作。
これはマジの沈黙シリーズなのでご安心を。(?)
今作は「ダイハード」のエッセンスに""舐めてた相手が実は...」な属性も取り入れたハイブリッドで現代的な作品。
画期的だ...
トリガーがバカ臭いこと以外はなかなかにノりやすい作品でセガールが殺し暴れまわる中盤から終盤の展開はとにかく娯楽祭り!
合気道のようなしなやかな肉弾戦がとてもスマートにアクションをまとめていて質の高さは一級品。
トミー・リー・ジョーンズとのラストファイトで魅せたナイフアクションはセガールの魅力と伸びしろを最大限に感じさせてくれる素晴らしいアクションだった。

ストーリーは良くも悪くも80年〜90年代娯楽作品のノリが強く出ている所もあり、結構おちゃらけた印象が否めない。
が、だからこそ娯楽作品として軽く見れるのがなによりも良いね。
最近は割と娯楽作品でもウェイトががっつりある物が多いのでこういったバカやってる作品を定期的にみないと落ち着かなくなってきた。
みんなも観て軽くぶっ飛ぼうぜ!