イラクに駐留する米軍の爆発物処理部隊の過酷な任務を描く。
監督はビンラディン暗殺をテーマにした「ゼロ・ダーク・サーティ」の女性監督キャスリン・ビグローで、低予算で制作しながらもアカデミー賞を受賞しています。
ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキーとアベンジャーズに出演のこの二人がメインキャストの軍曹を演じます。
とにかく、爆弾処理の緊張感が半端ない。時折、スローモーションで迫り来る爆発シーンが観る者の恐怖感を煽ります。
宇宙服のような耐爆スーツは見た目はかなり頑丈そうだが、両手は剥き出しだし誤爆すれば重症または死亡のリスクがあります。まさにタイトル通り棺桶に入っている感じです。
主人公（ジェレミー・レナー演じる軍曹）はこの耐爆スーツでさえ、時には任務遂行のために脱いでしまうのだから、もはや尋常な精神力の持ち主ではないことが描写されています。
しかも、中東の灼熱の暑さと敵からの攻撃のリスクもある。
世の中には想像を絶するような生命リスクが付きまとう仕事が有りますが、この仕事だけには就きたくないと思う反面、その異常なまでのプロ根性に尊敬の念を抱くのでした。
