サッカーCLを観るために加入したWOWOWも5月いっぱいで解約しようと思ってるので出来るだけ観ておこうとWOWOWオンデマンドを漁っててみつけた映画ですが、アカデミー賞受賞作でありながらまったく知らない作品でした。
爆弾処理をするある中隊の話ですが、真っ先に気になったのは、演出がドキュメンタリー気味であることだ。他のレビューでも散々書いてる私の嫌いなドキュメンタリータッチ。だけど中盤まで観たところでギリギリ許容範囲だと判断し、観続けることができた。
プロローグがあって新しい爆弾処理のエキスパートみたいな人が班長として中隊に合流するところから始まるが、この班長は協調性がなくて若干ひねくれ者。そのため爆弾処理の任務中もたびたびトラブルが起こり、同僚たちもおもしろくなく妙な気を起こさせたりする。
班長のこういうキャラは既視感があるなと思ってたら、パニック映画に必ず登場するタイプのキャラだということに思い当たった。その場を乱すことができる荒くれキャラをあるグループに投入しておもしろくするパニック映画の要素が盛り込まれている作りでした。
この班長が綱渡りのような行動をすることによってまわりの同僚たちと同じようにハラハラドキドキしながら観せることに成功してるんじゃないかな。だけどやっぱりパニック映画ではないからワニやヘビを退治して終わりという単純なものではなかったです。ストーリーがおもしろいわけじゃないけど、長時間にわたる戦闘をこなすシーンとか爆弾処理のリアリティでおどろかされる映画でした。
